2007年07月30日

口の構造・役割・疾患2


<う蝕(むし歯)>


むし歯の進行


エナメル質にとどまっているむし歯をC1といい、まだ、痛みを感じることはありません。
むし歯が象牙質まで進行した状態をC2といい、冷たいものや甘いものがしみるなどの症状があらわれる場合が多くなります。むし歯が歯髄(神経)まで進行したものをC3といい、熱いものがしみたり、炎症を起こすとはげしい痛みをともないます。虫歯が更に進行し根しか残っていない状態をC4といい、炎症が根の先まで進行しているので、歯肉が腫れることがあります。


う蝕を放っておくと


う蝕を放っておくと


むし歯を治さず放っておくと細菌がむし歯の穴から歯の中に侵入し感染を起こします。初期には冷たいもので痛みを起こしますが、炎症が歯髄全体に広がるにつれて熱いものがしみたり、ズキズキ痛んだり、噛むと痛むようになります。



歯肉膿瘍


さらに放っておくと、歯髄が腐ってしまい、細菌は根の先から外に出て顎の骨が感染し、根の先に膿がたまるようになります。
むし歯が進行し根の先に膿がたまり歯肉が腫れた状態を歯肉膿瘍といいます。


<健康な歯肉と歯周病の歯肉>



健康な歯肉をみてみよう

健康な歯肉


健康な歯肉はピンク色をしているのに対し、歯周病になると赤くなってきます。
歯と歯の間の歯肉の形は、健康な場合は、鋭角に尖っていますが、歯周病では丸く腫れています。
歯肉の固さは、歯周病になると柔らかくブヨブヨしてきます。
これらの変化は歯肉に炎症が起こっているためで、歯磨きで歯肉から出血するようなら歯周病にかかっている可能性があると考えられます。


歯周病はどのように進むのでしょうか


歯周病の進行


歯肉炎では歯肉が腫れて歯肉溝が深くなります。歯肉炎が進行してしまうと、歯槽骨が溶け始め、歯周ポケットができ歯周炎となります。ポケット内は歯周病菌が生息しやすい環境で、歯槽骨がより深く破壊され、歯を支える骨がなくなると歯が動き始めて、最後には自然に歯が抜けることもあります。


(兵庫県歯科医師会 『介護者のための口腔ケア』より)
posted by 管理人 at 11:55| Comment(0) | TrackBack(1) | 介護者のための口腔ケア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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